完母にこだわる理由|ミルクで栄養不足になるの?

完母にこだわる理由は何にあるのでしょうか?
ここでは、完母がいいと言われている理由を紹介します。

●自分が育てたという実感が沸くから
これが大きな理由だとも言われています。
自分の母乳を飲んで大きくなったときは、本当に我が子という実感が沸きます。
ミルクだけだと子供への愛着が心身から沸きづらい・・・。
自分でなくても、親戚でも誰でもミルクならあげることができますから。
ですが、一緒に育てたという実感を持たせるのならば、ミルクで共同作業で育てるというのも効果的かもしれません。

●金銭面に負担がかかるから
母乳は自分で作ることができますが、ミルクの場合何度も購入する必要があります。
そのため、経済的に負担がかかるということから、完母にこだわるという方も少なくありません。

●栄養がたっぷり与えられるから(栄養を与えるのにミルクより効率がよいから)
母親にとって子供が健康的に育つというのは、一番の願い。
その際、完母で通すと栄養面ではほとんど困ることはありません。
最近ではくる病がさけばれているので、ビタミンDは定期的に摂取する必要が有るとも言われています。
基本的に母親の食習慣がそのまま母乳を通して栄養を与えるようになるので、母親も規則正しい食生活を送ることが大切となってきます。
同時に栄養の吸収もミルクより母乳を通した方が効率的だとも言われています。

●ウイルスや細菌などの免疫力がつくから
病気にかかりづらい健康的な赤ちゃんに育つと言われています。

他にも、
●腸内環境を整える
●母体の回復を高める
といった効果も母乳にこだわる理由だとも言われています。

完母だとママが栄養不足になりやすくなるって本当?

完母の場合、母乳に栄養分がしっかり蓄えられます。
そのため、母乳を与え続けると、ママが栄養不足になるという心配をされている方がいるようです。
しかし、基本的に完母だから栄養不足になるということはありません。

そもそも、母親の栄養分の幾分かが母乳に分けられているのです。
すべて母乳に栄養分が渡るわけではありません。
つまり、母親の栄養分の摂取量によって、母乳の栄養分の摂取量も変わってくるのです。

ですから、母乳で栄養分を根こそぎ摂られるということは有り得ないのです。
正しくは、栄養分を赤ちゃんに分け与えるという言い方をしたほうがいいかもしれませんね。

ただ、食事量は少し多めに摂った方がいいのは事実です。
栄養分が多ければ多いほど、母乳の栄養分も多くなりますからね。

和食は食事バランスを整えるのに効果的だと言われています。
和食を基本に少し食事量を多くした食生活を送ってみるといいかもしれません。

また、母乳だけだとビタミンDが不足します。
そのため、最近では完母のくる病が増えているようです。
カルシウムやビタミンDなどは少し多めに摂ることを意識しておくと効果的です。

赤ちゃんも自分も栄養不足に陥らないようにするためには、食事量を少し多めにとって健康的な生活を送ることが大切です。

完母で母親が栄養不足だと母乳や赤ちゃんに影響がある?

母親が栄養不足だと母乳にも影響が出ます。
母乳は母親の栄養分を分け与えて作られていると思ってもらうといいかもしれません。
実際、母乳は母親の血液を元に作られますからね。

たとえば、母親が肉ばかり食べているとたっぷり母乳は出るかもしれませんが、含まれている栄養分は少なめです。
過度に気にする必要はありませんが、偏食傾向にならないことが大切です。

また、最近では完母で育てた子供がくる病になるという傾向が増えてきています。
そのため、母親もビタミンDやカルシウムや鉄分といったものは少々多めに摂った方がいいかもしれません。

実際、母乳だけだと足りない栄養分が鉄だと言われています。
これらは、離乳食で補うことができるのでそんなに無理に鉄分ばかり摂る必要はありません。
とにかく、バランスのよい食事を心がけていくことが大切です。
また、ストレスやお酒や煙草も母乳に影響を与えるということも知っておくことが大切ですよ。

産まれてから1週間ほどは、「初乳」と呼ばれる栄養と免疫物質たっぷりの特殊な母乳が分泌されます。
色も黄色じみているため栄養分が多いということがわかります。
それから次第に「成乳」と呼ばれるものに変化していきます。

「成乳」になると、栄養分はほとんど含まれていません。
そのため、色も白っぽくなります。

完母で育てた場合、母親の免疫力を受け継いだり、栄養分の吸収率がよかったりとメリットが多いです。
結論をいうと、母乳は最初のうちは栄養分が多く含まれており、次第に栄養分が少なくなるということです。

赤ちゃんが成長するにつれ、おっぱいだけでは栄養分が追いつけなくなる時期がきます。
そのときは離乳食でしっかり栄養分をつけてあげてください。

完母にしたいけど母乳が少なく栄養不足にならないようにするには?

完母にしたいけど母乳が少ないというお悩みの方も多いようです。
母乳が少ない場合は、ミルクを少し足しておけば栄養不足に陥ることはありません。

母乳の出をよくするためには、とにかく赤ちゃんに吸ってもらうことが効果的。
赤ちゃんが吸えば吸うほど、脳にもっと母乳を出さないといけないという命令がでます。

授乳は最低1日10回するべきとも言われています。
よく赤ちゃんに吸ってもらうといいですよ。

母乳の出をよくするためには、ハーブティーやタンポポ茶も効果的だと言われています。
これらも試す価値はありですよ。

ただ、生活習慣の乱れやストレスや悩みによって母乳の出も悪くなる場合もあります。
赤ちゃんにおっぱいをあげる時は赤ちゃんのことだけを考えてあげてくださいね。

ただ、母乳の出が悪いからといって栄養が含まれていないということはありません。
成長に大切な栄養素は含まれていますので安心してください。

ただ、お母さんがしっかり栄養を摂ることは大切です。
お母さんが栄養不足だと母乳にも栄養があまり含まれません。
実際、母乳は血液から作られますからね。
ですので、お母さんはやや高カロリーで栄養価の高い食事を摂ることが大切です。

母乳だけだと鉄分やビタミンKが足りなくなるので、離乳食などで補うことが大切です。
生後6ヶ月を過ぎたあたりからは母乳だけだと栄養が少し足りなくなります。
ミルクや離乳食などで栄養をあげてくださいね。

完母の場合は離乳食はいつから?栄養不足にならないようにするために

完母の場合、離乳食はいつから行えばいいのでしょうか?
レシピ本にいつからとかよく書かれていますが、あれは目安に過ぎません。
赤ちゃんの発達具合や育児環境によっても大きく変わってきます。

ですから、しっかり赤ちゃんを日々観察しておくことが大切です。

基本的に目安としては、
【哺乳反射による動きが少なくなってきた頃】
と言われています。

哺乳反射には3種類あります。
①探索反射
口におっぱいが触れて刺激を与えることで、その方向に口を開いて取り込もうとうする反応
②吸てつ反射
口の中に入ったもの(おっぱい)を強く吸う反応
③嚥下反射
乳首が口に入るとくわえる、おっぱいを飲む込む反応
というもの。

これらの反射が鈍くなったり、反応が無くなったりすると離乳食の始める時期と言われています。
一般的には5ヶ月程度でこの反応が見られるようになります。
遅いからといって無理に哺乳反射を止めさせることはしないでください。
遅くとも自然に哺乳反射は消失していきますので、気長に待ってくださいね。

なぜこれらの時期がいいかというと、離乳食をきちんと食べれるようになるからです。

成長するにつれ、母親の母乳だけでは栄養が追いつきません。
なので、離乳食を赤ちゃんが摂っていかないと栄養不足になります。
身近なものからでいいので、おっぱいから離乳食への移行は行うことが大切です。

完母で育った娘が離乳食を全く食べない...栄養不足にならないために

離乳食を受け付けない場合は、何らかのサインがあるかもしれません。

たとえば、まだ哺乳反射による動きが活発だったりとかだと、離乳食を進める時期ではありません。
ほかにも、離乳食自体が嫌いということが考えられます。
お粥やミキサーでトロトロにしたものを作ってあげると効果的です。

小さい赤ちゃんは母乳の味が忘れられません。
そのため、いきなり離乳食になると抵抗を受ける赤ちゃんは多いようです。

最初のうちは、甘いヨーグルトやドロドロの果物を試してみるといいかもしれません。
バナナ粥とか効果があった方もいたようです。

苦味や酸味が強い食べ物は基本的に赤ちゃんは受け付けません。
赤ちゃんに色々試してみるのが効果的です。

たとえば、色々な味付けをした離乳食を3つ置いておきます。
そして、赤ちゃんにスプーンを持ってもらい、どれに行くかを観てみる。
こうしていけば、次第に赤ちゃんの好みの味や食べ物の固さが分かるようになると思います。

確かに母乳だけだと、生後6ヶ月あたりでは栄養面が追いつかなくなるとも言われています。
そのため、母乳以外にも栄養のある食べ物を与える必要はあります。

よく貧血になる赤ちゃんを見かけます。
鉄分は意識的に摂るようにさせたほうがいいかもしれません。

赤ちゃんが離乳食を食べてくれる日はきっときます。
ですので、気長に待っていればいいですよ。

完母9ヶ月の赤ちゃんがおっぱいを拒否!栄養不足が心配...

完母9ヶ月の赤ちゃんがおっぱいを拒否してしまった。
こんな経験をされている方も少なくありません。
すると、栄養不足になって発達が不十分にならないか心配になりますよね。

おっぱいを拒否された場合、どうすればいいのでしょうか?
これは、なぜ拒否をされたかの原因を知ることが大切です。
主な原因としては、
・感染症などの病気、鵞口瘡などによる口の痛み
・食道逆流などによる痛み
・鎮静剤の効果
などが考えられます。
まず、自分と赤ちゃんの健康面を気にしてみてください。

次に考えられるのは、授乳が上手くできなくなったという場合です。
こうなってしまう主な原因としては、
・哺乳瓶やおしゃぶりに慣れてしまって上手く吸えない
・正しい姿勢で母乳を与えていない
・赤ちゃんが吸うときに母親が乳房をゆすってしまう
・母親の体調がよくないため、母乳の出がわるい
・介助者が違っている
・母親とは違った感じを与える場合(香水やたばこなど普段の香りと違う)
などが考えられます。

授乳の正しい仕方は助産師さんなどから話を聞いて、マスターしておくことが大切です。
また、環境の変化にも敏感なのでこれらも意識しておくようにしてください。

9ヶ月ということなので、栄養面においてはそれまでにしっかり摂っていると思います。
離乳食をきちんとあげたりすることで、栄養面では大丈夫かと思います。
気になるのでしたら、授乳方法を変えてみたりするだけでも違ってきますよ。

10ヶ月の赤ちゃんに完母とおかゆだけでは栄養不足になる?

10ヶ月の赤ちゃんは、もう完母だけでは栄養が追いつきません。
その理由は二つ有ります。

一つ目の理由は、母乳自体が生乳になっていて最初の頃ほど栄養分が多く含まれていないということ。
産まれたての赤ちゃんに母乳を上げている際は、黄色い色の母乳で栄養分がたっぷり含まれています。
しかし、時間が経つにつれ母乳自体が白っぽくなり栄養分が少なくなってくるのです。

もう一つの理由は、成長するにつれ栄養分が完母だけでは補えなくなるからということ。
最初のうちは母乳だけで十分育つのですが、成長するにつれそれだけ栄養分も必要になってきます。
そうすると、完母だけでは追いつかなくなります。

そのために、離乳食を迎える時期というのがやってきます。
この際、離乳食の代わりにおかゆをあげている方もいるようです。

トロトロにとかしたお粥(最初は具なし)ならば、赤ちゃんも抵抗無く食べられるのではないでしょうか。
1日1回ミルクの前にあげるようにしてください。

お粥になれてきたら、次第に栄養分のある野菜を追加していきます。
お粥だけですと、食物繊維やミネラルといった栄養分が不足します。
豆やかぼちゃやさつまいもなどをトロトロにしたものを入れていきます。
栄養分をつけるためにも、おかゆに野菜を入れるようにしてください。

こうすれば、完母とお粥だけでも十分栄養面では心配ないかと思います。
ただ、お粥ばかりだと噛む力が育たなくなる恐れがあります。
段階的にうどんなど噛む離乳食へ移行することが大切です。